クラリスロマイシンは抜け毛や脱毛の原因になる?

 

クラリスロマイシンを服用する人のなかには、抜け毛が増えたという声が、ごくわずかですが存在します。ここからは、クラリスロマイシンと抜け毛や脱毛の気になる関係を見てみましょう。

 

クラリスロマイシンの副作用には「脱毛」とあるが…

 

クラリスロマイシンの添付文書を見ると、以下のように書いてあります。

 

頻度不明

脱毛症

参考ページ:クラリス添付文書

 

なので、脱毛を起こす可能性はあるということです。ただ、「頻度不明」とあるように、極めてまれな症例であることは確かです。0.1%以下ということなので、1000人に1人以下となり、それほど気にすることはないでしょう。

 

→ 副作用は?吐き気・腹痛が出る場合も

 

光線過敏症についても知っておこう

 

クラリスロマイシンを服用すると、「光線過敏症」という副作用が現れることがあります。

 

頻度不明

光線過敏症

参考ページ:クラリス添付文書

 

ただ、これは

 

後天性免疫不全症候群(エイズ)に伴う播種性マイコバクテリウム・アビウムコンプレックス(MAC)症を対象とした試験で認められた副作用

 

であり、なおかつ頻度不明なので確率としても低いです。

 

ただ、あくまでデータ上のことなので、ごく低確率ながら一般的な服用でも起こるかもしれません。

 

光線過敏症とは、肌が紫外線にさらされることを異常ととらえ、皮膚に湿疹やただれなどが出る症状です。別名「紫外線過敏症」とも言います。重い症状になると、日光だけでなく、室内照明に使われる蛍光灯などでも皮膚反応が起こります。

 

この症状は特定の年代が多いというわけではなく、赤ちゃんから高齢者まで幅広い世代で発症する可能性があります。原因はまだ特定されていませんが、クラリスロマイシンなどの抗生物質が原因のひとつとも言われています。

 

このように、クラリスロマイシンを飲んでいるなら光線過敏症に絶対にならないともいえません。エステなどの脱毛によって、皮膚に炎症が現れる可能性もあります。もし、エステなどで脱毛を考えているなら、クラリスロマイシン服用中は控えたほうが良いでしょう。

 

もし、光線過敏症の症状が出た場合は、すぐに皮膚科を受診しましょう。治療に使用されるのはステロイド外用剤です。光線過敏症は、アトピー性皮膚炎などとは違い、アレルギーのひとつと言われているため、原因(太陽光や照明など)と接しなければ皮膚症状があらわれることはないでしょう。

 

とはいえ、いったん出てしまった症状はすぐにおさまらないこともあります。眠れないほどの痒みやひどい腫れに悩やまされれば、日常生活に支障が生じる可能性もあります。まずは、紫外線が強力になる時間帯には外出しない、効果の高い日焼け止めを塗るなど、症状を出さないための対策をとりましょう。なお、もともと肌が弱いから光線過敏症になったという人も多いため、日焼け止めを使用する際は、低刺激のものを選びましょう。アレルギーを起こしにくいという目的で選ぶなら、紫外線吸収剤を使用したものは避けて、紫外線散乱剤を使用した日焼け止めがおすすめです。

 

光線過敏症で抜け毛は起こるの?

 

光線過敏症で抜け毛が起こる場合、どんな理由が考えられるのでしょうか。原因としては、光線過敏症からくる皮膚の炎症によって毛根が損傷を受けることがあげられます。紫外線過敏症になりやすい人で、原因の分からない抜け毛に悩んでいるなら、その原因は紫外線過敏症かもしれません。

 

光線過敏症を防ぐもっとも有効な対策は「紫外線を浴びない」ことです。日傘や帽子などを利用することで、紫外線から皮膚を守れば、症状が出ることを防ぐことができます。

 

抜け毛の症状に対しても同じことがいえます。毛根が傷つかないよう、紫外線からガードすることはもちろん、その他の物理的な刺激からも、しっかりと保護することが大切です。