クラリスロマイシン服用中の運動にリスクはある?運転してもいい?

 

医薬品のなかには、「服用中は運転しないほうがいい」など一部の行動が制限されるものもあります。クラリスロマイシンはどうなのでしょう。

 

ここからは、クラリスロマイシン服用中の運動や運転について、なにか影響があるのかを見てみましょう。

 

クラリスロマイシンと運動の相性とは?

 

まずはクラリスロマイシンの添付文書を確認してみましょう。

 

心疾患のある患者、低カリウム血症のある患者[QT 延長、心室頻拍(Torsades de pointes を含む)、心室細動をおこすことがある
参考ページ:クラリス添付文書

 

上の一文は注意にあたり、禁忌ではないため、ほとんどの人は気にする必要はありません。ただし、心筋梗塞や不整脈などの症状があるなら、クラリスロマイシンを服用しながらの運動は控えたほうが良いでしょう。いずれの症状もないのであれば、軽い運動くらいなら体に害はないでしょう。ただし、もっと本格的に運動したいと考えているなら、前もって医師に相談しておきましょう。

 

そうはいっても、クラリスロマイシンを飲んでいるのだから、治療が必要な状態であるということです。もし、肺炎や気管支炎、副鼻腔炎や扁桃腺炎などの症状で治療を受けているなら、軽い運動であっても避けたほうが良いでしょう。たとえ運動したい欲求が強くても、今の治療に運動がどう影響するのか、治療に支障がないのか、念のためしっかり検討する必要があるでしょう。

 

クラリスロマイシンを飲んでから運転するのは危ない?

 

自動車事故のニュースは毎日のように報道されていますが、その原因が薬や病気による意識障害であることも少なくありません。そうしたことから、クラリスロマイシンを飲んで運転する危険性について心配する人もいるかもしれませんが、実際はどうなのでしょう。

 

その答えは、「クラリスロマイシンを飲んで運転しても問題ない」となります。クラリスロマイシンの副作用としてまれに意識障害などを起こすこともありますが、発症リスクは0.1%未満とごく少数です。つまり、1000人のうち、1人に副作用が出るか出ないかという割合です。クラリスロマイシンを服用中に運転するなら、意識障害などの副作用リスクを知っておくことは大切ですが、用心しすぎることで運転や日常生活などに影響が出ては困ります。

 

→ 副作用は?吐き気・腹痛が出る場合も

 

もしも、クラリスロマイシンを服用中に、頭がぼーっとしたり、意識がはっきりしないなどの変化が起こったら、クラリスロマイシン以外の抗菌薬に切り替えるなどの対策が必要でしょう。もし、運転中にそういった状態になったなら、あわてずに安全な場所に車をとめて、意識がしっかりと戻るまで休憩しましょう。

 

クラリスロマイシンの副作用として「不眠」が起こることもあります。不眠の発生率はごく少数ですが、不眠対策として睡眠薬を併用する場合も時にはあります。こうしたケースでは車の運転は控えるべきでしょう。睡眠薬を服用中の運転は、急激な眠気に襲われることがあるため、服用するタイミングにはとくに気をつけなければなりません。